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モツ鍋フィーバーより誕生。

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『鋏の託宣』感想③

これでラストです。一応、感想自体はこれで終わりですが、総括の感想は次回に。

それでは、続きからどうぞ!

【20章】
・エッジによる各人の魔王術分析。マジクとエドの弱点がなるほどと思いました。
・娘にも感じている、戦術騎士団の今後。三強が引退したら、組織は解体するか別物になるかでしょうか。それとも?
・誘惑するスウェーデンボリーに対し、建前上等だと啖呵を切るベイジット。この気持ち良さが痛快でした。
・当たり前ですが、秘書モードと魔王モードでは、声を変えてたんですね。
・スウェーデンボリーが生み出した光の花。自称・「優しい気持ち」は、これを最後に、人間たちと決別するという風に私は捉えました。
・魔術や魔王術は使えないけど、魔術に干渉できる面倒くさいボリーさん。あと、千年ぼっちだったこんな相手に、人間の気持ちを分かったような口の聞き方で言われたくないよなーと思いました。
・怒られないように奥さんと顔を合わせない手段を、娘に押し付けるオーフェン。どんな状況になっても、こんなお父さんっぷりが変わらないのが微笑ましくて好きです(笑)。

【21章】
・はぐれ者同士のオーフェンとベイジットの会話。闇に馴染んでるようで、そうでない者との違い。
・この会話で大事なことは、はぐれ者の孤独でもなく、変わってしまう流れへの恐れでもなく、一個人としてやるべきことをやる。託すということは、想いを受け取り分け合うこと。
・その中で、ベイジットは自分の役割を感じ取ったのではないかと思います。派手に壊すのではなく、彼女なりの方法で革命は起こせるのではないか、そう感じました。
・オーフェンが、いわく「腐れ縁を切る」仕事を成し遂げても、それで世界が綺麗に整理できるわけでもなく、原大陸の覇権争いやキエサルヒマとの対立は続いていく。
それは子供世代に引き継がれる課題ではあるのですが、親世代が犠牲になってあらかた片付けるのではなく、「できることはやっとく。でも、残りは頼むよ」という“皆に託す形”になるのが、現実を反映してるように感じました。

【22章】
・第二世界図塔内のマヨールとイシリーン。ジェイコブズが投げた選択(芝居ではありますが)に、世界を救う神になることをイメージします。分かりやすい悪党を滅ぼし、世界の秩序を守る神。魔王ではなく、というフレーズが印象的です。
・ジェイコブズの過去が判明。今となっては、懐かしの《霧の滝》看守だとは。
・作戦を決行し、これからのことを思うマヨールとイシリーンの短い会話が切なくて好きです。

【23章】
・ラチェ&ヒヨ&サイアン組。「相手を守る」というラチェとサイアンのやり取りが、事前のマヨイシとの対比のようです。

【24章】
・イシリーンの契約触媒が判明。年齢が変化するのは、上手く行けば若さをずっと保てるし、下手すると老けたままだし、厄介さはありますね。
・ベイジットの手段を思い起こしながら、ジェイコブズを騙すために対峙するマヨール。イシリーンの発破もぐっときます。
・イザベラ先生の最期。自分を殺す構成を編むのではなく、勝つ気で、そして過去を引きずっていた自分の人生に決着をつけ、生き抜いた。
・師の生き様を見届けたマヨイシのふたりが、言葉を交わさずに手を握った感触で思いを交わしたのが、胸を締め付けました。
・賭けに勝ったのは、ジェイコブズを焦らせて召喚を失敗させた、マヨール組でした。
・「分かりやすい悪党がひとり、そいつを倒せば終わり。だがそんな楽園に生きるのは、もうとっくにやめたんだろう。誰も」というマヨールの言葉が、また現実を反映しています。
・ラチェとの連携プレーで、外部にいるオーフェンが渡した武器は、かつて魔王スウェーデンボリーがケシオンに渡した、抹殺の魔剣オーロラサークル。確かに皮肉がきいています。
・シスター・ネグリジェが消滅し、アイルマンカー結界も消滅。とりあえずの目標は果たし、六人が合流できて幸いでした。
・これからのことを思うマヨール。やらなければならないことは、まだまだ残っている。

【25章】
・カーロッタ率いるヴァンパイアが到着。一連の台詞から、女神(オーリオウル)との最終拝謁はとっくの昔に済ませてる?
・ラスボスっぽさはありますが、でも、「正しい世界の作り方を、他の者とは違ってわたしだけが知ってる」と言った時点で、彼女も“普通”の思考の人間のように思えました。
・雪のように降る灰は、キムラックの黄砂との対比ですね。

【あとがき+次巻予告】
・恒例のあとがきでのキャラ近況。この時は、ラシィ&ハーティアの現状が短編で見られるとは思いませんでした(笑)。
・そして、本当にクライマックスだと感じる次巻予告。あとはもう、こちらも見届けるだけです。

【特典小冊子&ドラマCD感想】
◎小冊子◎
・今回の表紙、そりゃ一発でこれしかないですよね。密集しているのに、バランス良く見えるのが、当たり前ですが、プロだなあと思います。
・で、ラフの段階ではマジクはそんなに老けてないのに、何故カラーになるとしっかりクマが描かれ、老け込んだ容貌にしてしまうのですか、草河先生!
・ラフスケッチ、今回は『原大陸』から。オーフェン3パターンの口絵は、シンプルだからこそ構図のバリエーションが豊富なんですね。
・こう見ると、キリランシェロ、若オーフェン、魔王オーフェンと変化がよく分かります。でも結構、絵によってオーフェンの老け込み具合がかなり変わりますね。
・挿絵ラフ。基本的に人と人の組み合わせが多くても、かなり印象が違いますね。
・「魔術戦士の師弟」の決定前のラフは、確かに飛んでいるのが分かりにくいかも。
・ドラマCDの脚本は、会話の呼吸や要点のまとめ方、アドリブ箇所が分かり、勉強になります。

◎ドラマCD感想◎
・要点がまとまっているので、今までのおさらいをするのに、ドラマCDを愛用しています。家事の合間に流すとちょうど良いんですよね。
・今回は決戦が幕開けた『原大陸』。前半はラッツ&エッジの同調術、ラッツベインの魔王術の呪文など主にバトル面での聞き応えがありました。
・イザベラ先生は、『終端』にも増してドスがきいたなとか、その割にサイアンに踏み潰されるのは、「真面目な人ほど足蹴にされる」オーフェン世界のお約束が降りかかったなとか思いました(笑)。
・あと、マヨールの回想に出てくるベイジットの兄への甘えた言葉、新シリーズで一番好きかもしれないオーフェンの言葉、「本当のことってのは、大概振りから生まれる。だから見栄ってのは大事なんだ…」の言い回しが好きです。
・後半はクリーオウの肝っ玉母さんぷりとマヨイシの会話、クリーオウ+ラチェと、オーフェン+ラッツ&エッジの親娘っぷりがしんみりと良い感じです。
・フィンランディ邸でのヴァンパイア戦。犬が吠えるのは仕方ないですね。
・音声化すると、イシリーンがマヨールに、常に愛のある発破をかけるのがよく分かります。
・ベイジットと再会した際のマヨールの激昂、対する妹の叫びから、回想での誕生日のエピソード、そしてラストのプレゼントされた本に結びつく流れが素敵でした。
・状況は厳しくても進んで行く、エンディングが良かったです。

・次回のドラマCDは『解放者』で、子供が死ぬ辛いシーンがあるんですよね…。でも、その後のベイジットがビィブとぶつかるところ、ダンとの別離も聞きたいし、その前段階をどう音で表現するか、楽しみです。
あと、イシリーンの唄のシーンも(笑)。

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Author:リセ
『オーフェン』後日談連載がきっかけで誕生。秋田禎信作品の二次創作や感想など。

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