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モツ鍋フィーバーより誕生。

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『鋏の託宣』感想②

それでは、感想の続きです。今回は中盤戦の感想です。

以下の続きからどうぞ!

【11章】
・ラッツベインのターンだと、言葉遣いが柔らかくなるのでほっとします。
長女ゆえか、ゆったり構えていて、図太いところがいざという時の度胸に結びついてるように思います。
・カーロッタを「ドスのきいたおばさん」と形容するのが、かつてクオを「でっかくて目つきの悪い人」と形容したクリーオウ母さんの血筋かと(笑)。
・ヴィクトールを好きな理由が「いい人だから」だと、恋心というより憧れのように思います。
・意外だったのが、マギー家というかコギーに対して良い感情を、ラッツ&エッジが抱いていないこと。ラッツがきちんとコギーと会話するのが初めてだったりと、子供たちは親の知人たちと、あまり交流がなかったんですね。
・髪をまとめて帽子を被って、という変装のやり方が女の子っぽい気がします。
・『原大陸』のイシリーン発言といい、饅頭ってポピュラーな食べ物なんですね。
・市議会員同士のパフォーマンス、サルア市長も茶番の後に、あんなことが待ち受けてるとは思わなかったでしょう…。
・「キャリアのある人間は、すぐ何かを比べたがる目の色をしているから苦手」というラッツの心情も分かります。
・ラチェによる同調術の描写で、ラッツの戸惑いと“支配されてる感”がよく伝わってきました。
・街中でのヴァンパイア戦。時を経て活躍するワニの杖。こんなにもカッコ良い武器だと思う日が来るとは!
・ラッツ&エッジの戦闘シーンも好きですが、その後、怯える大衆に対して一喝する際のシーンも好きです。
姉妹が恐れる止めることのできない変化、いつになく優しいエッジの手。ふたりで寄り添い支え合うシーンに、ぐっときました。
・相変わらず顔面に靴の後をつけるコギー。そして12分後に起きた出来事が、まさかああいうことだとは思わなかったです。

【12章】
・B級映画風のおふざけ演劇に付き合わされる、マヨール組。イシリーンにあてがう役を思うと、ド変態と言われても仕方ないです。
・シスター・ネグリジェの、人造始祖魔術士である厄介さ。カミスンダ台本は、天人健在時代から、頻繁に使っていそうです。
・食料の代わりに、こんなことさせられる屈辱ったらないです。イザベラ先生の気持ちも分かります。

【13章】
・グループのまとめ役になってるマヨール。常識人というより、性格ゆえでしょう。
・ラチェが「お姉ちゃんたち」と呼ぶのが可愛い。この時の様子が妙なのは、同調術の影響でエッジの思念が混ざってるからでしょう。
・鼻もぎサーカスだの、マッチョギ体操第一だの、暗黒舞踏探偵団だの、このセンスは秋田先生ですねー。
・イシリーン&イザベラ先生が魔王夫妻の寝室を使用しているということは、ダブルヘッドで仲良く眠っているんですね。
・魔術士ではないけれど、賢く冷静に物事を見られるサイアンくん。マヨールとのコンビも好きです。
・建物の構造を分析するサイアンは、技師の息子だなと感じました。

【14章】
・今後を話すマヨールとサイアン。賢いかつ好きな女の子に振り回されてる者同士、波長が合う感じです。
・謎の石造りドームの正体は、第二世界図塔。稼働に生贄を用いようとしていた。芝居をしつつ、ジェイコブズから情報を引き出したふたりが凄いです。
・力がないことと立場ゆえに、世渡りに長けたサイアンを見てベイジットを思い出すマヨール。本当にいいお兄ちゃんだと思います。

【15章】
・ラチェに案を聞くため集まった六人。ここで、ラチェが白魔術士であることがハッキリと明言されます。
・犠牲になるかもしれないと怯えながらも、覚悟を決めようとするイシリーンを止めるマヨール。この会話が好きです。
・ラチェ(エッジ)の戦闘時の動きが曲芸じみてるのは、女の子の身軽さもあるのかなと思いました。
・世界の破滅と対峙し、かつてアザリーとティッシがオーフェンに託し、今度はラチェがマヨールに託す。必要な犠牲を払い、なおかつ生き残ること。
辛くて厳しい選択をしなければならないのですが、“託す”というのは、相手と自らの想いを分け合うことなのかもしれない…と、イザベラ先生とマヨールの別れのシーンで思いました。
・イシリーンを娘と呼び、幸せにとマヨールに告げて爽快に笑い、去るイザベラ。この時に、やっと自分の決着がつけられる場所を見つけたんでしょうね…。
・この吹っ切れたイザベラ先生の様子は、チャイルドマンを殺してしまった以来、彼の目的を達成し、全うする以外の道を選ばず、人生を“生き切った”アザリーを思い出しました。

【16章】
・葬儀に参加するオークリ夫妻。クリーオウが喪服をきちんと用意していたのは、当たり前ですが、こういう儀式に出る事態になるであろうことを予測して、避難の際に家から持ってきてたからなんですよね…。
・挿絵のオーフェンとクリーオウが、長年寄り添ってきた夫婦であることが分かるイラストで、美しくて哀しい。
・夫婦の会話が本当に夫婦っぽいです。クリーオウを君と呼ぶようになったのが、感慨深くもあります。
・葬儀の主役は、まさかのメッチェンでした。イザベラが旧シリーズのアザリーを思い起こさせ、なす術もなく殺されてしまった彼女は、私はイールギットを思い出しました。
・メッチェンの死を機に、市会が、というかサルアがカーロッタ派との全面抗戦を宣言しました。オーフェンがクリーオウを帰したのは、サルアがふたりきりでなければ本音を話したがらないから、というのもあるでしょうが、その後に起こることを予期していた、というのもあるのかも。
・サルアが台詞つきでやっと登場。妻を殺された怒り、オーフェンへの怒りで、大衆を扇動する力を使いました。力の制御について、『終端』でのやり取りを思い出すオーフェン。
・こうみると、つくづくカーロッタが上手(うわて)なんだと痛感します。
・それぞれの立場から、決別したかつての友人同士。これも止められない流れの一つでありました。
・帯に使用された「何者にも俺を支配はさせない。支配もしない」はここで出てきたんですね…。

【17章】
・母親を迎えに行き、学校に帰還したエッジのターン。つくづく生真面目だなと思います。
・プライドの高さがまだ見え隠れするところが可愛い気がします。今までの視点人物だと、苦手にしているシスタと似ていますね。
・マジクの暗黙の符丁を感じ取る勘の良さ。と、父親のこれからの行動パターン(怒るクリーオウを避けてラッツの元へ行く)読み解く次女らしさが良いです。

【18章】
・状況を推し量るベイジット。スティングも根は悪い子ではないようですが、実戦と経験の差はベイジットにありますね。
・名前は忘れても、声でクリーオウと思い出すベイジット。この描写がリアルだなと思いました。
・再会するマキとビィブ。マキくんの素姓は、やはりハガー村の生き残りでした。
・思慮から踏み止まったビィブを褒めるベイジット。この義理の姉弟のような関係が切なくて良いです。

【19章】
・マキが語る、エドの養子となったいきさつ。父親どころか、そもそも駄目人間だったから復讐を諦めたというのが凄すぎますww
・でも、エドがそもそもマキを引き取ったのは、マキにロッテの面影を見たのか、ロッテを養子にしていたビードゥーと同じことをしたかったのか…とか、色々考えました。
・魔術士であることを辞める、自分がいつでも好きな自分になれる自由を求めるラチェに、似た匂いを感じ興味を持つベイジット。
・子供世代が、新たな価値観を持って人生を歩みたいと願うところが、未来への希望を感じます。
・スウェーデンボリーに誘い出されるベイジット。オーフェン・エッジ・ベイジットという組み合わせが面白いです。


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Author:リセ
『オーフェン』後日談連載がきっかけで誕生。秋田禎信作品の二次創作や感想など。

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