FC2ブログ

モツ鍋フィーバーより誕生。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-------------- スポンサー広告 :

「荒野の二人」シリーズあとがき更新

長かったシリーズも前回で無事に完結しました。
ということで、オマケであとがきをこちらの記事に載せます。

ではでは、続きからどうぞ~。


このシリーズの構想は、「もの凄く殺伐とした、生々しい第三部のオークリが見たい」が出発点でした。生き地獄のようなシビアな現実で、いざとなれば人を殺せるふたりが、罪と罰を背負っても、一緒に生きていく覚悟を決めるまでを描こうと。

以前書いた「航海中」シリーズは、上陸したら叶わないであろう穏やかな日常を通して、オークリの気持ちを確かめ合うドタバタなラブコメ、がコンセプトでした。
ま、『終端』ラストであれだけ互いが想いを自覚してたんだから、航海中に何もないわけないだろと思ってたが故なのですが(笑)。

で、今回のシリーズを書くにあたり、絶対にやりたくないと思っていたことがありました。
周りは敵だらけ、開拓しなければ死ぬ未知の土地、味方も少なく、力の返還も分からないという苦しい状況のオーフェンにとって、クリーオウが専属の慰めマシーンとでしか機能しない描き方をすることです。
都合のいい女と言うか、毎回「可哀想ね、でもあなたにはわたしがいるから大丈夫よ」と慰めるだけの、ラクで思考停止な存在でしかないのなら、過酷な人生を背負ったオーフェンを支えることなんてできないだろーと思ったのです。

旧シリーズを通して「パートナー」であることを模索し、オーフェンに認められ、その後「ボディーガード」になり、本当の意味でオーフェンの隣に立てる場を獲得した、クリーオウの心の強さを浮かび上がらせたいなと。だから真正面から本気でぶつかるシーンを描きました。
そして、誰も肩代わりのできない苦しみを背負っているからこそ真剣に迷い、悩み、孤独を抱えるオーフェンが、共に歩んで行くと永遠を誓った相手を、本当の意味で受け入れた瞬間を書きたかったのです。

だから、最後に「幸せになる」というフレーズを入れると始めから決めていました。ラスト一行もですね。『原大陸』でクリーオウが語った「魔王に嫁ぐ」という言葉が良いなーと思ったので、寄り添うラストシーンにしました。『結婚する』じゃなく『嫁ぐ』という言い回しが、傍に行くイメージがあったんですよね。

オーフェンとクリーオウは、「普通の」幸せを味わえない夫婦なのかもしれませんが、三人の娘を持ち、ふたりきりだと口調も昔と変わらないままで、見開きイラストでも穏やかそうなところをみると、幸せなんだと思います。
確かアメリカの実業家が語っていた、「自分にとっての幸せとは、愛する者から愛されていることだ」を継続しているから、今のオークリ夫妻は鉄壁の夫婦仲なんだろうなと思います。

当初の予定よりロングスパンの連載になるとは思いませんでしたが、面白かったです。途中、『鋏』が発売され、メッチェンがああなるとは思いませんでしたが…。
そして、この連載には友人である荒野さんのイラストなしには進めることができませんでした。毎回、素敵なイラストを受け取るのが楽しみでした。本当にありがとう! 美麗なオーフェンとクリーオウが素晴らしかったよ!

ちなみに、荒野(こうや)と荒野(アラノ)が重なったのは偶然です(笑)。シリーズ名はもう一つ候補があって、「この世界の果てで」でした。ちょっとウテナっぽくなるかなーということで没にしたのでした。

ではでは、最後までお付き合いしてくださった皆様も、本当にありがとうございました! ささやかながら、楽しんで頂けたなら幸いです。
大好きなオークリにも幸あれ!
スポンサーサイト
2013-05-25-02-04 シリーズ : コメント (0)件
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

リセ

Author:リセ
『オーフェン』後日談連載がきっかけで誕生。秋田禎信作品の二次創作や感想など。

リンクフリーです。諸連絡は各ページの拍手などでお願いいたします。

最新記事
twitter
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。